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きしむベッドのリズムが早くなって、ボクはピッコロさんにしがみついた。
やっぱり、クリスマスだから・・・
一緒にいたいですよね?
一緒にいると、近づきたくなりますよね?
ペッタンって、してると・・・やっぱり・・・
ピッコロさんの唇が柔らかで、それに酔いしれてると、いつの間にか横になってて・・・
ボクも満更でもなくて・・・
だけど、いつもと変わらないような気がしたんです。
だから疲れたボクのために、水を取りに行ってくれたピッコロさんにしがみついた。
ピッコロさんが
『大丈夫か?・・・そろそろ帰らないと・・・』
って、かがんだ姿勢でコップを差し出してくれた時に、首に腕を回してしがみついた。
ピッコロさんはボクよりもコップの水がこぼれないか、ってことを気にしていた。
ボクがこうゆう風にいつもと違うことをしても全然驚かないんですね。
ちょっと悔しくなりました。
だって、ピッコロさんが大人すぎるから。
だからキスしてやろうとアゴをくいっとボクに向けた。
唇が触れるか、触れないところで、薄目を開けると・・・
ピッコロさんってば、全然目を閉じてないっ!!!
しかも何だか笑ってますっ!!!!!
ボクは恥ずかしいやら、腹立たしいやら・・・!!!
『どうした?それからどうする?』
ニヤニヤしながらボクを挑発している。
『・・・もうっ・・・、知りませんっ・・・』
ボクはもうプンスカとなって、泣きたくなった。
こんなことくらいで泣いてたら、また子ども扱いされちゃいます・・・
涙をこらえながらそっぽを向いていると、ピッコロさんはおもむろに立ち上がった。
そしてそのままベッドから出て行った。
呆れちゃったのかな・・・
本当に泣きたくなる。
うなだれていると、隣の部屋からピッコロさんの声がした。
『ああ、とても気持ち良さそうに寝入っているから・・・、だから今夜はこちらで面倒を見る。』
電話している・・・
ピッコロさんが電話をかける相手は決まっている。
と、いうより、その番号しかしらないから。
ボクは、嬉しくって顔がニヤケてしまっている。
さっきまですっごく怒っていたのに・・・
こんな顔、ピッコロさんに見せたらまた小ばかにされそう・・・
ピッコロさんは電話を切って、こちらへ来た。
ああ、どうしよう・・・、どうしても頬がゆるんじゃいます・・・
ボクは急いで毛布をかぶった。
すっごく、すごく抱き付きたいけど・・・
そしたら、毛布の上から頭をなでてくれた。
優しく、ゆっくりと・・・
ドキドキして、胸がキュンとなった。
ボクはたまらず、毛布から出てピッコロさんを見上げた。
するとやっぱり・・・、ボクをさっきと同じようにニヤニヤ見ていた。
しまった・・・
でも、もうどうでもいいです。
折角のクリスマスだし・・・
やっぱり、こうなっちゃうんですよね・・・
END